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【専門家監修】発達障害のあるお子様の「断る力」を育む:自己肯定感を高め、より良い人間関係を築くために
発達障害を持つお子様にとって、「断る」という行動は、自尊心や社会性を育む上で非常に重要なスキルです。しかし、「嫌なことをされても言葉にできない」「頼まれるとつい引き受けてしまい、疲弊してしまう」「断ったことで相手を不快にさせてしまうので... -
発達障害における二次障害とは
発達障害(自閉スペクトラム症・注意欠如多動症(ADHD)・学習障害など)の特性そのものを「一次障害」と呼びます。 これに加えて、環境や人間関係などから生じる心身の不調や行動上の困難を「二次障害」といいます。 発達障害のある人すべてが二次障害を... -
作業療法士と発達障がい支援について 〜子どもの「できた」を支える専門職〜
発達障がいのあるお子さんを育てているご家庭にとって、子どもの「苦手」や「できない」にどう向き合うかは大きな課題です。 そんなとき、保護者や支援者の力になってくれるのが作業療法士(OT: Occupational Therapist)です。 作業療法士は、発達障がい... -
【専門家監修】低緊張(筋緊張低下症)とは?子どものぐにゃぐにゃに隠されたサインと具体的な対応
「うちの子、なんだか体がふにゃふにゃしている…」「すぐに疲れて座り込んじゃう…」もしかしたら、それは低緊張(筋緊張低下症)のサインかもしれません。 低緊張とは、自分の体を支えるための筋肉の張りが弱い状態を指す言葉で、専門的には筋緊張低下症と... -
「児発管(児童発達支援管理責任者)」って? どこでなにをしているの?〜保護者とともに子どもを支える、児童福祉の専門職〜
【】 児発管(じはつかん)とは「児童発達支援管理責任者」の略称で、児童福祉法に基づいて、障がいのある子どもたちが安心して成長していけるように支援計画を立てる専門職です。 児童発達支援や放課後等デイサービス(放デイ)などの障害児通所支援事業... -
子どもの忘れ物について~保護者も子どもも安心できるサポート体制とは~
【】 毎日の学校生活で、子どもたちはたくさんの「持ち物」を管理しなければなりません。 教科書、ノート、ハンカチ、ティッシュ、給食セット、提出物…。季節や授業内容によっては、水泳道具、マフラー、手袋、習字道具、絵の具など、持ち物の種類は多岐に... -
鏡文字について 〜心配?それとも成長の途中?〜
【】 「うちの子、文字を書くときに『さ』が反対になってる!」 「『5』がいつも逆向き…」 そんな“鏡文字”を見たとき、親としてはちょっとドキッとするかもしれません。 でも、実はこれは発達段階でよく見られる現象の一つであり、すべてが“心配すべきサイ... -
愛着障がいについて
【】 「うちの子、なかなか人と打ち解けない」「すぐ怒る、やたらと甘えてくる」――そんな子どもの様子に、戸惑いや不安を感じたことはありませんか? もしかすると、その行動の背景には「愛着」に関する課題が隠れているかもしれません。 【愛着(アタッチ... -
「9歳の壁」ってなに?
「9歳の壁」という言葉を耳にしたことはありますか?「10歳の壁」や「小4の壁」とも言われることがあり、小学校4年生ごろに多くの子どもたちが直面する発達や環境の変化による“つまずき”や“違和感”を指しています。これは、学習面だけでなく、心の発達や人... -
静かな状態の作り方
【はじめに】 新年度を迎える春は、進級や進学にともない、子どもたちの生活環境が大きく変わる時期です。クラスの顔ぶれが変わったり、教室の場所が変わったり、初めての教科や先生に出会うこともあるでしょう。こうした変化に対応するのは、大人にとって...