そもそも発達障害って何?どんな症状があるのか?周りの人はどのように接するのが良いのか?ご紹介させていただきます。
こどもの発達障害ってどんな症状があるの? どんなことで困っているの?
代表的な症状や困りごとをご紹介します。
① 変化が苦手
予定が変わると動けない、特定のルーティンや物事へのこだわりが強いことがあります。
② 集中できない
授業中に話を聞くことが難しかったり、宿題があってもすぐに別のことを始めたりすることがあります。また外の音に敏感な場合もあり、その他学校生活だ落ち着きがなく、授業中座っていることが難しいこともあります。
③ 忘れ物が多い
約束ごとやどこに何をしまったのか忘れてしまうことがあります。
④ 感情や行動のコントロールが出来ない
感情があふれたり、周囲と同じペースで取り組むことに苦手意識があります。
⑤ 出来ない理由を周りが理解しづらい
苦手としていること以外は日常生活において問題がないため、サボっている等と誤解されてしまうことがあります。対人トラブルに発展し、不登校になってしまうケースも少なくなりません。
他人と目を合わせるのが苦手であったり、マイペースな行動が目立ってしまったり、会話の中で相手の表情等から相手の気持ちを読み取ることが出来なかったり、活動への切り替えが苦手であったりとそのお子様によって症状は様々です。
発達障害は生まれつき持っている特性なので、正しく認知することが重要です。正しい診断のためにも子どもの状況を正確に伝えることが大切であり、早期からその子に必要な支援を開始ることで、いじめ、不登校、抑うつなどの二次的な問題の予防につながります。
周りの人のかかわり方とは?
周囲の人はどのようにしてあげると良いのでしょうか?
不登校やうつ病等二次障害を防ぐためにも兆候を見逃さないようにしてあげることが大切です。またこの子自身も困っているかもしれないと気持ちに寄り添ってあげることも有効です。
しかし、自分の子がもしかすると発達障害かも?とお悩みの方から実際に病院行くのは怖い、病院に行っても何も変わらないんじゃないかという相談を頂きます。
発達障害の診断を受けるメリットとして、
① 診断書をもらい、福祉サービスを利用することが出来る。
受給者証の申請をすることで、児童発達支援、放課後等デイサービス等を利用すること出来、療育を受けることが出来ます。その他保育所訪問等のサービスを利用することで、幼稚園や学校での生活をサポートするサービスも利用することが可能です。早期の支援が子どもの成長につながります。
② 自分の状態を知り、安心することが出来きる。
原因も分からず悩むより、『診断がおりて、すっきりした』と安心する人も多いです。
発達診断を受けてみる!受けてからのお困りごと
発達診断を受けてのお困りごととして、
① 診断がおりても周囲にオープンに出来ず、状況が変わらない
周囲に知らせることで差別的な扱いを受けたケースも残念ながらあります。まずは信頼できる人のみに打ち明ける、発達障害の理解のある環境に行くなどで生活が楽になる可能性もあります。病院のほか、市の障害福祉課や発達センター、放課後等デイサービス等に相談してみるといいかもしれません。
② 想定した診断と違った
例えば発達障害とうつ病は併発しやすく、発達障害のみ診断を受けてしまうこともあります。診断後も不安が残る場合は、セカンドオピニオンを検討することも一つの方法です。
また元々子どもはよく動くことが多いため、一概に発達障害とは言えません。子ども一人ひとり症状も様々のため、判別することも難しいのが現状です。
まずは相談してみよう!
まずは子どもの症状を知ることで、日常生活の悩みが楽になったり、よりよい環境、支援に出会える可能性もあります。不安な方は一人で悩まずに医療機関や支援センターなどに相談してみてください。
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